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T@KE【タケ】のブログ

アニメの簡素な感想と艦これを主に綴ってます。PC閲覧奨励。総評は★5満点。

アルドノア・ゼロ(1クール目) 感想


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脚本虚淵玄(3話まで)、音楽澤野弘之、制作A-1Pictuersという事で絶対面白いと思って観始めた今作ですが個人的に今クールで一番でした。相当肩入れしましたね。

第1話で切ったという意見も散見されましたが、キャラクターの立ち位置も分かりやすく導入としてはこれ以上無いかと。クオリティは30分のそれではなく、これから何が起こるのかどうなっていくのか早くも高揚したのを覚えています。

基本的には王道、カタルシスを感じる部分が多かったように思います。ロボット物、異なる惑星間の群像劇、W主人公(公式によると主人公は3人)、圧倒的技術格差…戦力を戦術と戦略で埋めたニロケラス戦で特に感じましたね。
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3話はこれ以外にもアセイラム姫が正体を明かしたり、イナホ君に感情を感じたり、スレインのストーリーが始まったりと大好きな回です。ここでこの作品がおもしろいと確信した人も多いんじゃないでしょうか。
作品を観るに当たって主人公を好きになれるかは結構重要な要素になってくると思うんですが、僕はこの回の「友達の分だ」というセリフでイナホ君好きになりましたね。それまでは彼、人間味が全く無くて嫌いというか不気味な存在でしたから。
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ここから火星との本格的な戦争に入って行くんですが火星側が随分とお粗末なのは意図的なんでしょうか。
地球から移住してわずか30年余りで古臭い貴族制度を採用、地球人を劣等民族呼ばわりし、こうも技術や環境に溺れ、酔ってしまうものなのかと疑問に思いますが、圧倒的な力を手に入れた人間というものは案外こういうものなのかもしれませんね。

さらに戦争というものの不条理とそれに苦悩する人々をところどころで感じさせてくれますね。
動機なんて些細な事。正義などその時の価値観ですぐに変わる。綺麗ごとだけでは人は動かない(ここはアセイラム姫が痛感したと思います)。
何が正しくて何が悪いか、地球人とは火星人とは、自分は何の為に戦い何を守っているのか、この戦争の先に何を見出しているのか――思惑は各人にありますが、アセイラム姫、ライエ、スレイン、ザーツバルム卿から特にそれらを感じ取ることができます。何度も出てくる「火星人は敵」や「貴様は誰と戦っている?貴様は誰に銃を向けた?」という台詞も印象的です。
全員自分のしている事は正しいと思っているわけです。そしてその正義同士がぶつかった時に悪が生まれ人が壊れていく…恐いですね。
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不満な点を挙げるとするとやはり鞠戸大尉でしょうか。僕自身放送時にツイッターで何度も文句を垂れていましたが存在意義をあまり感じないんですよね。やれ口を開けば15年前で、そのトラウマ映像も少しづつしか公開されないのでその映像が全て明らかになった時に物語を動かす何かが明かされる、あるいは彼がトラウマを克服した時に物語が動き出す、と予想もしましたが現状何もありませんでしたね;
とはいえ彼がトラウマ、PTSDを克服してピンチの時に戦場に駆けつける、というシナリオも残されていると思うので米粒程度の期待はしておきます。

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最終回は非常に衝撃を受けましたが全員に生存の可能性が無いわけではなさそうですね。
スレインはアセイラム姫が火星を離れてから一度も姫と会話できてませんし、向こうに認識されてませんよね。一方的です。何となく彼は最後までこうじゃないかって気がします。火星と地球という板ばさみにあい自らの歩む道を絶たれる報われない存在。そう考えるとOPでアセイラム姫の銃口の先にいるのはスレインという線も悪くありません。
この映像、何かを示唆しているとずっと思ってましたがとうとう明らかになりませんでしたね。OPも変わるでしょうし先出しのヒントでしょうか?
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タルシスが起動した事については僕はスレインが王族の血縁でアセイラム姫とは生き別れの関係、と何の根拠も無い予想をしていますがここは色んな展開ができそうですね。アルドノアや、トロイヤード博士についてまだまだ不透明な部分が多いですし。1月からの2クール(2期?)はスレインを軸に描かれるのは間違いないですね。


12話全てが神回というわけでも無いですし、確かに批判的になりたくなる部分もありますがこれだけ考察、予想を展開できる、観る側に考えさせる事ができるというのはそれだけ作りこまれてる証拠じゃないかと。
名作かどうかは全話観てみないと分かりませんがそうなる可能性はかなり高いので3ヵ月後がとても楽しみですね!

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↑アレイオンorスレイプニールが少しパワーアップしている?