T@KE【タケ】のブログ

アニメの簡素な感想と艦これを主に綴ってます。PC閲覧奨励。総評は★5満点。

有頂天家族 感想

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原作が小説というだけあって文学作品が好きな人は一気に惚れこみそうな雰囲気が漂っています。派手さは無いですが情緒的で文学的な表現や描写を良い雰囲気として感じ取れるか否かで好き嫌いは分かれそうです。
序盤は設定がよく分かりませんでしたが雰囲気が良かったので視聴継続。設定は後から分かるようになってくるので心配は要りません。5話で良作だと確信しました。

作品の1つのテーマとして挙げられるのは「家族愛」。
狸界の頭領にして父親の総一郎の死や、矢一郎や母上が人間に狸鍋にされてしまう危機だったりを通して家族がまとまる姿が描かれています。
色々失ったし苦労もあったけどこうして家族が元気で面白く日々を過ごせるならそれで良いじゃないか、と。それでいいのかと言いたくなれど、それもまた総一郎が下鴨家に植えつけた「阿呆の血のしからしむるところ」なのかもしれない。

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その総一郎は人間(狸)ができすぎですね。。。種(子)は蒔いたしそれが実になったから悔いはないとか、ただ死ぬよりは誰かの命になる方がいいとか。実弟に人間に売られたというのにこの出来っぷりです。彼は既に死んでいて登場するのは全て回想シーンなのですが、生とは何かを考えさせるキャラクターとしてとても生き生きしていました。

最終回はとても良かったです…正月ってのがまた作品の雰囲気とバッチリ合っていました。確かにいくつか謎は残ったままでしたが、伝えたいのはそこではないと思うのでさして重要ではないかと。先生が矢三郎に何も言わなかったのはお前に改善は求めない=今のままでいろということでしょうか?先生は主人公を媒体に教えを伝える役目でした。

演出が良いですし、キャラデザ以外で魅せる事はできるという好例なのかなと。またしてもP.A.WORKSの評価が上がりました。原作も目を通してみたいと思います。