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T@KE【タケ】のブログ

アニメの簡素な感想と艦これを主に綴ってます。PC閲覧奨励。総評は★5満点。

迷家‐マヨイガ‐ 感想

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【良かった点】
①引きの良さ
②独特の設定
③多すぎると思ったキャラクターもキャラ付けバッチリ

 

【悪かった点】
①引きが良すぎる
②まとめきれなかった最終話

 

「惜しいなぁ」というのが最初に出てくる言葉です。

 

「ナナキ」という自分の心の傷が具現化する納鳴村を舞台に、現実から逃げてきた登場人物が「ナナキ」に翻弄されていく―これだけ聞くとありがちな設定に聞こえますが見せ方がうまい。徐々に全てを明らかにしていく形。 

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まず雰囲気で「誰が最初に死ぬのか?」と視聴者に思わせる。しかし誰も死なないうえに人の醜悪を見せ付けられ進みも悪い(まとまらない話し合い等気分の悪い集団心理の描写は見事だったと思います)。ここまでが4話でここで視聴を切ったかどうかで分かれると思います。正直観ていて気分の良いものでは無かったですがどこへ向かっているかが知りたいから観てた気がします。それも抜群の引きの良さからです。好奇心が勝った。

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5話で「ナナキ」が初登場し人によって見えるものが違うことから集団トリップを疑う。以降の話を加味し色々な仮説を立てる。そして10話で「ナナキ」と納鳴村について明かされる。自分はこの10話でこの作品に対する評価がかなり固まってしまって、後はどう終わらせるのかに注目。ただ、ここまで引きの良さが続くと期待値が上がりに上がって結末に納得しない自分がいそうで不安ではありました。そしてそれは的中。風呂敷を広げすぎてしまった感があります。それが冒頭の「惜しい」という印象に繋がります。

引きの良さはこの作品の特徴であり良さでもあります。しかしそれが裏目に出ているのも否めない。もちろん視聴者を引き込むためには必要ですし見続けてもらう為にはこれ以上の手段は無いでしょう。難しいですね。

 

良い部分だけでなく悪い部分もあるから人は人として成長する、成立する。というメッセージを強く感じました。また、逃げる事を肯定し「ナナキ」を受け入れずに納鳴村に残る選択肢を描いたのも一線を画していておもしろいなと思いました。

伝えたいことはシンプルで珍しい事ではないが、それを表現するのにここまで凝った設定にしたところに水島監督(だけではないですが)の凄さとこの作品の独特さを感じます。

 

f:id:take_blog:20160718115015j:plainこはるんが自分をボスと呼ばせていた心理を知りたい

  

総評:★★★