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T@KE【タケ】のブログ

アニメの簡素な感想と艦これを主に綴ってます。PC閲覧奨励。総評は★5満点。

SHIROBAKO(2クール目) 感想

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自分の2015年冬アニメのNO.1は間違いなくSHIROBAKOです、頭2つ抜けていました。気が早いですが2015年通してもベストに推せるかもしれません。
(なので以下かなり贔屓目な論調です)


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この作品を紹介するなら「アニメ製作の現場を描いた作品」と言っていいのでしょうが、僕はこの作品は普段アニメを観ない人(特に社会人)に是非観て欲しいなという思いは1クール目の感想時と変わりません。下手な自己啓発本を読むよりこの作品を観た方が良いとさえ思えます。
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というのもアニメ会社という特殊な環境において繰り広げられる群像劇一つ一つにとてもメッセージ性を感じたから。全員で一つのものを作って行く過程で得るもの、失うもの、知るもの、再確認するもの。そして働く事の意味や生きる事の意味であったりと。16話の小笠原さんの「辛い時期のない職業なんてありません。屈辱をバネに、どれだけ自分が頑張れるかです」というセリフなんかはまさにその一つです。
アニメでもこれだけのメッセージを発信できるのだなと感じます。意欲が沸いて来ますね(出勤前に観ていたら色々な意味でおもしろかったかもしれません)。これらは1クール目から見られた部分でしたが2クール目でも全くダレない。むしろメッセージが色濃くなり次から次へと飛んできました。
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もちろん作品作りの過程も分かりやすくかつリアルに描かれています。これだけの人間、労力が関わっているのだと最終回であおいの口からも語られました。


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その"メッセージ"を各キャラクターに語らせているのですが、2クール目でもキャラクターを大事にしている、というか一切無駄にしないなぁと。程度の差こそあれ各キャラに見せ場が用意されている。出番があまり多くない堂本さん・新川さんの屋台でのシーンなどがそうですね。他のシーンも会話がとてもリアルで面白くて聞き入ってしまう。


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もちろんフィクションですから、ただリアルな部分をダラダラと紹介していくだけでなくエンタメ要素も忘れません。23話で原作者に会いに出版社に乗り込む木下監督のコミカルなアクションや、頭〇字D顔負けな運転で納品に向かう最終回の興津さんなんかがそうですね。視聴者のヘイトが集まるであろう部分に対してうまく使って浄化していたなと。
例によって女の子も可愛いですし、おじさんもカッコいいです。盛り上がるポイントもいくつか用意されています。(余談ですが僕がもっとも盛り上がったのは矢野さんが職場復帰した18話ですね。神回です、紛うことなき)
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最後の最後にこの作品を観始めるきっかけにもなった「5人でアニメを作る」部分にも触れ2期も作りやすい終わり方もGood。
2クール目は5人全員揃うだろうという目で観ていたので様々なフラグが乱立しても安心はしていました。が、その過程は思っていたのとは全く違っていて…23話はあらゆる意味で裏切られた方も多いのでは(※号泣しました)。しずかが出演する部分の作画を絵麻が志願するシーンも良いですね。
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メッセージ性を持たせつつ、アニメ製作の現場を紹介しつつ、エンターテイメント性も持っている―それがSHIROBAKOの魅力であり凄さだと僕は思います。2クールであればどこか必ずと言って良いほどダレたり好きでない展開がありそうなものですがそれが一切無い。1本の太い木があってそこに実のびっしり詰まった枝付けがされている、そんなイメージ。

描かれている事全てを鵜呑みにする必要は無いかもしれませんが、アニメを観るにあたって新しい視点を提供してくれたのは確か。裏側を詳しく描いてくれたおかげで自分の今まで低評価だった作品や、好きではない展開や描写に対してもう一歩踏み込んで考える事ができるようになると思います。


この作品をリアルタイムで追えた事は幸運だったと放送が終わって1週間以上経った今でもそう思えますね。